片側の目の奥が激しく痛む「群発頭痛」
群発頭痛は、まれなタイプの頭痛ですが、いてもたってもいられないほどのひどい痛みで、片側の目の奥から頭の側面にかけて、えぐられるような激痛が突然起きます。頭痛は数週間から数ヵ月間ほぼ毎日同じ時間帯に起こります。頭痛は15分から180分程度続き、特に夜間や睡眠中に起きやすいとされています。あまりの痛さでじっとしていられないため、のたうち回る、動き回る、頭をたたくなどの行動を伴うことがあります。また、頭痛と同じ側だけに、目が充血したり、涙が出たり、鼻水が出たり、汗をかいたりという症状が現れることも特徴です。
群発頭痛の痛みと強さのイメージ
痛みが激しいため救急受診となることもありますが、まれなタイプの頭痛であるため、見逃されてしまう場合があります。気になる場合は頭痛専門医等へご相談ください。
頭痛が起こったときの治療薬としてはトリプタンがあります。頭痛が起こっている時期(群発期)には、頭痛を起こさないようにする、もしくは頭痛の程度を軽くするための治療(予防療法)も併せて行われることがあります。
また、群発期には飲酒により頭痛が誘発される場合が多いことが知られています。