頭が締め付けられるような「緊張型頭痛」
緊張型頭痛は、身体的・精神的ストレスなどの原因によって首や肩の筋肉が緊張して血流が悪くなることや、脳が痛みをうまく調節できなくなることで起こる頭痛です。痛みの強さは軽症から中等症で、頭の全体がギューッと締め付けられるような痛みが30分から7日間続きます。頭痛の頻度はさまざまですが、慢性化すると毎日のように絶え間なく頭痛が起きることがあります。しばしば、肩や首のこりを伴いますが、片頭痛でも頭痛の前に肩こりが見られることがあります。
緊張型頭痛の痛みと強さのイメージ
頭痛が起きたときの治療薬としては、NSAIDs※(アスピリンなど)やアセトアミノフェンがあります。これらのお薬は飲み過ぎると「薬剤の使用過多による頭痛」を引き起こす可能性があるため注意が必要です。また、体操や散歩など軽く体を動かすことで痛みが紛れることがあります。頭痛を起こさないようにするための対策として、頭痛体操は有用です。
頭痛による苦痛が少しでもあれば、病院を受診することが良いと考えられます。
※NSAIDs(エヌセイズ):非ステロイド系消炎鎮痛薬